間接業務の負担をチームで乗り越えて|訪問看護ステーションlife様 導入インタビュー


2025年7月某日、福島県に拠点を構える訪問看護事業所「株式会社lifepiece 訪問看護ステーションlife」さまにインタビューを実施しました。
同事業所では、月末月初の訪問看護報告書・計画書送付業務を「連携ジョシュ」で効率化。導入の背景や運用の工夫、実感している変化について、代表取締役の田代さま・作業療法士の三浦さまにお話を伺いました。

株式会社lifepiece 訪問看護ステーションlife:https://www.lifepiece.jp/

代表取締役 田代さま(左)、作業療法士 三浦さま(右)

月末月初の残業、神経をすり減らす作業──導入前の現場課題とは

書類のチェック、仕分け、封入、送付。限られた人数でミスなくやり切る必要があり、現場の負担は大きいものでした。

「チェック作業だけで2名×2時間、封入でさらに2時間。主治医宛・ケアマネ宛で分担し、4〜5名体制で2時間、少人数のときは半日かかることも。“間違えてはいけない”プレッシャーで、毎回胃が痛かったです(笑)」
ーー作業療法士 三浦さま

訪問が立て込むと残業が常態化し、スタッフ同士で気を遣い合う空気も生まれてしまっていました。

属人化を招いていた“月イチ業務”の壁

帳票の一覧はスプレッドシートで管理していたものの、実作業は一部スタッフに偏りがちでした。

「私が中心で対応していたため属人化してしまい、他の人に任せきれませんでした」
ーー作業療法士 三浦さま

「月1回の作業は覚えづらく、“できれば関わりたくない”業務になりがち。事務員さんに協力してもらいながらも、書類送付だけに全時間は割けないというコスト面の課題もありました」
ーー代表取締役 田代さま

現場の声から見えた導入の決め手

「本当にシステムで書類情報の読み取りができるのか?」という不安はありつつ、運用を一つずつ見直しながら立ち上げを実施。送付対象の整理、送付書類の扱いなど、ルールの明文化を並走させることで、混乱なく導入が進みました。

「最初は“そんなに簡単にいかないだろう”と疑っていましたが、実際に稼働してみると、あ、できるじゃん”と。時間短縮効果もすぐに実感できました」
ーー代表取締役 田代さま

関わる人数も、作業時間も1/4以下に──導入後の変化

導入後は、関与人数が5〜6名 → 約2名に、作業時間も1/4以下に。スケジュールの中に無理に作業時間を差し込む必要がなくなり、月末の残業はゼロに。

「以前はチェックに2名×2〜3時間、送付対応に5〜6名。いまは2名程度で完結でき、4分の1以下の時間に。業務の組み立てがガラッと変わりました」
ーー作業療法士 三浦さま

「不満がなくなった」──戻れないほどラクに

導入からしばらく経ち、現場の実感はシンプルです。

「満足というより“不満がなくなった”が近い。もうあの作業には戻れません(笑)」
ーー代表取締役 田代さま


「新しく入ったスタッフは“以前はそれ手作業だったんですか!?”と驚くはず。それくらい当たり前にラクになりました」
ーー作業療法士 三浦さま

和やかな雰囲気で作業振り返られる田代さまと三浦さま

もっとこうなったら──現場からの改善要望

送付対象の自動除外など、さらなる効率化への期待が寄せられています。

送付不要者の自動除外ができると助かります。大量の書類の手作業での確認は本当に大変で…。AIで不要送付を避けられれば、ミスの減少にもつながると思います」
ーー作業療法士 三浦さま

「業界の文脈がわかる」ことが強み

業界経験に裏打ちされた仕様理解と調整力も、評価につながっています。

医療・介護の文脈が通じる担当者だから、意図をくみ取ってもらえる。“かゆいところに手が届く”サービスだと感じます」
ーー代表取締役 田代さま

「他の事業所の方と話すときにも、自然と“こういう仕組み使ってるよ”と話題にしています。もっと多くの人に広まってほしいです」
ーー作業療法士
三浦さま

今後は勉強会や地域の場でも紹介機会を広げたいとのお声も。

「完成度がさらに上がれば、多事業所が集う協議会でのプレゼンも良いと思っています。複数拠点の法人にも響くはず」
ーー代表取締役 田代さま

訪問看護ステーションlifeの皆さま

おわりに:実務のプレイヤーにこそ届いてほしいツール

「連携ジョシュは、私たちのような単一の事業所にとっても、ありがたいツールです。“実務を担う現場”が無理なく使える仕組みとして、もっと広まってほしいです」
ーー代表取締役 田代さま


日々の現場で「後回しになりがちだけれど、確実に重い」書類送付の負担。
連携ジョシュは、その“つらさ”に正面から向き合い、作業を標準化・省力化するためのツールです。
本当に必要な機能とは何か。
それは、日々の現場を支える一つひとつの声から見えてくるのだと、今回のインタビューで改めて感じました。

※本記事にご協力いただいた「株式会社lifepiece 訪問看護ステーションlife」の皆様(田代さま、三浦さま)に心より感謝申し上げます。

インタビュアープロフィール
永島匡:株式会社ジョシュ代表取締役/作業療法士
    日本臨床作業療法学会 理事/運転と作業療法学会 理事

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